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箱の話 2

理屈ではなく、嫌いになってしまう人がいますか。

言うことは間違いないが、どうも、信用できない。
一緒にいるだけで、イヤな気分になる。
褒められても、モチベーションがあがらない。

そんなヒトと出会ったことはありませんか? 私はあります。理屈ではなく、感情的に合わないヒト。身に覚えのある方もいらっしゃるでしょう。そういうヒトとは、出来る限り一緒にいたくないものですよね。でも、仕方ないケースも少なくないことも事実。

例えば、職場の上司が合わないとしたらどうでしょう。「合わない上司とは絶対に仕事しない!」と言い切れる方ならいいのですが、現実問題、なかなか難しい。かといって、諦めてしまうと仕事に支障がでる可能性もあります。そこで、まずは【なぜ合わないと感じるのか】を考えていきます。

いくら合わないと言っても、上司の言葉は、全て間違っていることはないでしょう。想像してみてください。仕事に対するアドバイス、実際の本人の行動、思考の合理性…。おそらく、正しい部分もあるでしょう。上司の発言は、誤りばかりではない。聞くべき言葉もあるのです。…とは言っても、イヤなものはイヤ。ではここで、コミュニケーションの図を見てください。

これは、コミュニケーションの深さを表した図です。事実に始まり、意見・感想、感情と続きます。深いレベルほど、相手に強い影響を与えます。事実を告げるより、意見を述べた方が。意見を述べるより、
感情を込めた方が、相手の心に届くのです。

話を合わない上司に戻します。理屈では正しくても、イヤな上司。この上司を先ほどの図を用いると、ひとつの仮説が生まれます。

上司から『自分に対する負の感情』が伝わってきているのではないか?

思い出してください。この仮説が正しければ、上司は前述の【箱に入っている】状態と同じです。言葉には出していないけれど、腹の底では見下していたり、蔑んでいたり…。その負の感情が、深いレベルのコミュニケーションで伝わってきている。

ヒトは、極めて敏感な生きものです。相手の感情を、意識せずともくみ取ります。つまり、表面的なコミュニケーションスキルをいくら磨いても、【箱に入っている】限りは、真に良好な人間関係を築くことは出来ないのです。

では、どうすれば【箱から出る】 ことができるのか。
次ページでお話します。

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